急性期治療を中核にした都市型の精神科病院

医療法人聖和錦秀会 阪本病院

精神科・神経科・心療内科・内科



退院について考える会

2-2病棟 ブログ


段々と春らしくなってきていますが、みなさんはどうお過ごしですか?
まだまだ、寒い日もあります。みなさん体調にはお気をつけくださいね。

さて、本題に入らせていただきます。
今回の2-2病棟のブログですが・・・・。

現在、病棟で行っている「退院について考える会」を紹介したいと思います。

この会は、現在2-2病棟に入院中の患者さまと退院後の生活や退院についての、さまざまな不安や準備を考える様にしています。

去年の11月中旬から「退院について考える会」を開始しました。
会を始め出した当時は、病院外での生活感について、誰もが想像出来ずに入院生活の話が多く、退院に対しては全く興味が無いものの様に感じる事も多々有りました。
回を重ねるにつれて、少しずつですが、病院外での生活に目を向ける様になって来た様に感じられました。
その後は、不規則気味に会を進めていましたが、今年の2月頃より、マンスリーマンションにて、病院以外での生活空間体験を始めました。

マンション体験参加者(2~5名)とスタッフ2名で、週1日位の感じで片道徒歩約25分をかけ、みんなで退院の事や悩み事などを話しながら、マンションへ向かいます。
途中で、マンションでの必要品をみんなで相談しながら、お店でおやつや飲み物、コップ、はし、紙皿などを購入しています。
病院内の売店での買い物はできますが、院外での買い物では、勝手が違い戸惑う事もあるようです。一人で行うのではなくみんなで行う事で、少しずつですが、上手に買い物できる様になってきたと感じられました。
2回目以降になると、店での買い物用に自ら買い物袋を持参する参加者も見られる様になりました。

マンションでは、途中で購入したたこ焼きやお菓子を広げ、お茶やコーヒーで病院生活以外の時間を会話をしたり、テレビをみたりして過ごしています。
病院以外の場所では、入院生活でみられる行動よりも、また違った一面を感じる事がよく有ります。
病院という、限られた空間の中で長期入院をされている患者さま達にとって、院外での生活は未知なる事で不安や恐怖があるのが現実です。
だから、少しでも不安の軽減が出来るように「退院について考える会」を今後も続けたいと思っています。

これからも、よろしくお願いいたします。

部屋

2-2病棟 幸田 好弘


更新日:2013年03月12日
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